資生堂といえば一般的にはスキンケアやメイク用品などが有名なメーカーさんですが、実は昔から育毛剤などの開発にも注力していて、育毛や発毛の分野においてもとても心強いメーカさんです。

 

サロンで働いていると男女問わず、抜け毛や薄毛のお悩みを相談される事が多いのでここで少しまとめてみます。

 

 

 

育毛剤と発毛剤の違い

 

育毛剤と発毛剤はどちらも髪の毛の健康を促進するための製品ですが、効果や目的においていくつかの違いがあります。皆様すでにご存知かとは思いますが一度ここでおさらいをしてみましょう。

 

●育毛剤

1. • 目的: 主に髪の毛の成長環境を整え、健康な髪の成長を促進することが目的です。
   • 効果: 髪の毛の栄養供給や血行促進を通じて、既存の髪の健康をサポートします。
   • 成分: アミノ酸、ビタミン、ミネラルなどが含まれ、髪を補強し、抜け毛や薄毛を防ぎます。
   • 使用方法: 通常、頭皮に塗布してマッサージすることで吸収されます。

 

●発毛剤

• • 目的: 新しい髪の毛の成長を促進し、薄毛や抜け毛の改善を目指します。
  • 効果: 有効成分が毛母細胞や毛乳頭に直接作用し、新しい髪の毛を生やす刺激を与えます。
  • 成分: 一般的にはミノキシジルなどの成分が使用され、毛根の活性化をサポートします。
  • 使用方法: 一般的には頭皮に塗布することで、毛母細胞への刺激を行います。

 

簡単に言いますと、育毛剤は既存の髪の健康を維持して育てる、発毛剤は新しい髪の毛の成長を促進させて新たな髪を生やすことを主眼においています。

 

ただし、個々の製品によって異なる成分や効果がありますので、具体的な製品に関する情報を確認することが重要です。

 

有効成分：アデノシン

 

資生堂はアデノシンの研究開発に強いイメージがあります。実際のところ、資生堂からリリースされている育毛剤には有効成分としてアデノシンが使われている事が多いです。

 

アデノシンは、発毛効果があるとされている成分の一つです。

 

●血管拡張と血流促進

アデノシンは毛包周りの小さな血管を拡張させ、血流を増加させる作用があります。良好な血流は毛包に酸素や栄養素を供給してくれるので、髪の成長をサポートするためにとても重要です。アデノシンの血管拡張作用は毛根への血液供給を改善することにつながります。

 

●DHT（ジヒドロテストステロン）の影響抑制

アデノシンは男性型脱毛症（AGA）の原因とされるDHTと呼ばれるホルモンの影響を抑制することが研究で示唆されています。DHTは毛包に対して有害な影響を及ぼし、薄毛や脱毛の進行を促進することが知られています。

 

●抗炎症作用

アデノシンには炎症を軽減する作用もあると言われており、炎症が薄毛や脱毛の原因の一つである場合その効果が役立つかもしれません。

 

※アデノシンは、一般的に育毛剤や薄毛治療製品の成分として使用されています。

しかし、個人差があり、効果は個々の状況によって異なることがあります。

また、アデノシンを含む製品を使用する際には、定期的な使用が必要であり、結果が現れるまでに時間がかかることもあります。

 

白髪にもアプローチ

 

アデノバイタルには白髪を減らす効果があるとされています。

 

白髪の発生原因は複数の要因によるものと考えられています。

 

●遺伝

遺伝的な要因が最も一般的であり、親や祖父母が白髪だった場合、その遺伝子が影響を与えることがあります。

 

●年齢

加齢に伴ってメラニン色素の生成が減少し、髪の色が薄くなりやすくなります。これが白髪の主な原因の一つです。

 

●ストレス

長期間の精神的なストレスや過度なストレスが、白髪の発生を促進する可能性があります。

 

●栄養不足

鉄分、ビタミンB12、銅などの栄養素の不足は、髪の健康に影響を与え、白髪の原因となることがあります。

 

●喫煙

喫煙は血行を悪化させ、髪の健康に悪影響を与えることがあり、白髪の発生を促進する可能性があります。

 

●環境因子

 長期間の紫外線曝露や化学物質の影響も、白髪の原因となることがあります。

 

アデノバイタルは抜け毛や薄毛の悩みだけではなく、こうして生えてくる白髪にもアプローチしてくれます。

 

育毛は早くから行った方が良い理由

 

 

使用するタイミングと頻度

 

●毎日朝晩の2回を目安に使用して頂いたら良いかと思います。

 

●髪の毛をかき分けたら、直接地肌に塗布して下さい。メーカーさんの推奨は頭全体に15～20プッシュですが、ご自身で調節しながらお使い頂いたら良いかと思います。※過度な節約志向はNGです！

 

●アデノバイタルを塗布した後、すぐにドライヤーで乾かしてしまうのではなく、薬剤が浸透して活躍する時間を設けてあげると、より理想に近い結果を得られるかもしれません。

 

●乾いた状態の地肌に塗布するよりかは、濡れた状態の地肌に塗布する方が薬液が馴染みやすく広範囲に行き渡りやすいので、夜はシャンプー後、朝はセット前に髪を濡らしたタイミングなどが良いかもしれません。

 

注意点

 

デメリットとまでは言いませんが、

 

●即効性に欠ける

ほとんどの育毛剤に言えることかもしれませんが、即効性が期待できないことがあります。アデノバイタルも使用を開始してから効果が実感できるまでに時間がかかる可能性があります。

 

●過剰な期待

マーケティングや広告の影響で製品に対して過剰な期待を持ってしまうことがあります。製品が個人に合わない場合や、予想した効果が得られない場合があるため、リアルな期待を持つことが大切かと思います。

 

これらをご理解して頂いた上で、気になる方は是非試してみて下さい。

 

空になるまで使い終わりましたらボトルは捨てないで、お得な詰め替え用がおすすめです。

 

初めは6ヶ月程を目安に慌てず焦らず楽しみながら使い続けてみて下さい。

 

でわでわ✨

 

 

 

 

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